【結局良作!】新潮文庫 夏の100冊 3年間選ばれてる本のまとめ!

結局選ばれている作品は良作に違いない!夏の100冊から厳選!

夏の終わりに近づいて来ておりますが今更ながら新潮文庫の夏の100冊特集!

本の夏フェスというくらい、本好きな方ならラインナップを見るだけで心が踊る季節です。

フェス好きならタイムテーブルを見るだけで心踊るのと一緒ですね!

ただ本を紹介してもたくさんしている人いますし、

正直100冊全てを読み切れているわけでもないので今回は新潮文庫に限定して

過去3年間から毎年選ばれている作品を選んで見ました。

結局、毎年選ばれているような作品は面白いに違いないというわけです。

早速見ていきましょう!

その前に軽く新潮文庫の夏の100冊について簡単な概要を

HPはこちら

なんと1976年から実施されているキャンペーンということで

今年で45回目ということです。

夏のフェアは角川や集英社も行っておりますが、

新潮文庫はあまりラインナップが変わらないイメージです。

作家毎に作品の入れ替わりがあったりもするので連続で選ばれ続けているのが良いというわけでもないでしょうが、

今回はこれに拘ってみたいと思います。

以下の点にてピックアップしました。

  • 2019年から2021年に選ばれた作品が該当
  • シリーズ物は別作品としてカウント
  • 同じ作者で交互に作品出てても別カウント
  • 個人的なカウントなので間違っていたらごめんなさい

それでは行ってみましょう!

新潮文庫夏の100冊 3年連続選出!

まずは恋する本カテゴリーより

いなくなれ、群青/著:河野裕

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11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎…。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。

この物語はどうしようもなく、彼女に出会った時から始まる。

いきなり未読の作品ですが最近何かと本屋で見かけるこちらが3年連続選ばれております。

映画化もされており、青春小説の最先端といったところでしょうか。

文学的な要素とミステリーという本好きにはたまらなく、個人的にも好きに違いないという作品です。

全体的な感想を見ると若者には人気だが、青春を離れた世代には少し響いていない感じも見られます。

今の若者に完全にフォーカスされた作品になっているのかも知れません。

3年連続の選出は見事です

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こころ/著:夏目漱石

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親友を裏切って恋人を得た。しかし、親友は自殺した。増殖する罪悪感、そして焦燥……。知識人の孤独な内面を抉る近代文学を代表する名作。

教科書レベルの名作が来ました

こちらはなんと皆勤賞と思われます

100年近く昔の作品が未だに現代の文庫フェアで並ぶのですから恐ろしい話です。

恋か友情か、またそれだけでなく先生と慕う少年目線から書かれるというドラマチックな演出がされております

日本の文学ないしエンターティメントの基礎を作り上げた人だと思います。

教科書で読んだくらいの人はぜひ一度手にとって見るのも良いかと思います。

ケーキ王子の名推理/著:七月隆文

ドSのパティシエ男子&ケーキ大好き失恋女子が、他人の恋やトラブルもお菓子の知識で鮮やか解決! 甘くて苦い胸きゅん青春スペシャリテ。

夢も恋も甘くないけどお菓子こそ、正義。バカがつくほどケーキが大好きな女子高生・未羽。失恋のかなしみを癒すため訪れた自由が丘のケーキ屋で、パティシエ修行をしている学校一のイケメン王子、颯人に遭遇。これは早くも新しい恋の予感? いやいや現実はケーキほどには甘くない。彼は噂に違わず超冷たい。が、夢への想いは超熱い。他人の恋やトラブルもお菓子の知識で鮮やか解決。ケーキを愛する二人の青春スペシャリテ

最上くんって、頭いいけどバカだったんだね。

これまた意外な作品が選ばれておりました。

完全にノーマーク

そしてこの作品は3年連続ですし、続編が出ておりそちらも2020年や2019年は選ばれております。

これはもう完全に快挙であり、新潮文庫が売り出したいのが伝わってきます

そして今年も1作品目をしっかりラインナップに入れられております。

七月さんは「僕は明日昨日の君とデートする」などで有名な方ですね。

女性が好みそうではありますが、100冊の枠のうち少女枠を完全に掴んでいる作品です。

白いしるし/著:西加奈子

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女32歳、独身。誰かにのめりこんで傷つくことを恐れ、恋を遠ざけていた夏目。間島の絵を一目見た瞬間、心は波立ち、持っていかれてしまう。走り出した恋に夢中の夏目と裏腹に、けして彼女だけのものにならない間島。触れるたび、募る想いに痛みは増して、夏目は笑えなくなった――。恋の終わりを知ることは、人を強くしてくれるのだろうか? ひりつく記憶が身体を貫く、超全身恋愛小説。

こちらはこの夏の1冊に選ばせていただき読了しました!

感想記事書いておりますのでぜひご覧ください

【読書感想・レビュー】白いしるし/著:西加奈子

人気作家の西加奈子さんからはこちらがなんと4年連続以上選ばれております。

ただ西加奈子さんといえば小学館からの作品が多いんですよね。

恐らく新潮文庫から出しているのは2作品のみなので必然的にこちらが選ばれ続けるというのもあるでしょう。

作家の力もありながら、全身で恋愛に突き進む姿は美しく感じれる作品です。

ちなみにもう人作品のこちらも個人的には好きです。

少し通な文学好きな人はぜひ

錦繍 /著:宮本輝

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愛し合いながらも離婚した二人が、紅葉に染まる蔵王で十年を隔て再会した――。往復書簡がそれぞれの過去と思慕を炙り出す。恋愛小説の金字塔。

会って話したのでは伝えようもない心の傷。14通の手紙が、それを書き尽くした。

こちらも来ました名作中の名作ですね。

夏の100冊といえばの1冊です。

少し小難しそうな気がしてなかなか少年少女には手に取りづらいところもありましたが、

大人になった今読みたい作品ですね。

太陽の塔/著:森見登美彦

私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった! クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。

こちらも森見さんの作品でずっと選ばれている作品ですね。

ここらで気付くのですが、他の名作は別の出版社という事実

それでも選ばれ続けるのは作者と作品の力ですね

京都を舞台に冴えない男達が走り続けます。

森見さんのらしさたっぷりの作品です。

赤毛のアン/著:ルーシー・モンド・モンゴメリ

 

ちょっとした手違いから、グリン・ゲイブルスの老兄妹に引き取られたやせっぽちの孤児アン。初めは戸惑っていた2人も、明るいアンを愛するようになり、夢のように美しいプリンス・エドワード島の自然の中で、アンは少女から乙女へと成長してゆく――。愛に飢えた、元気な人参あたまのアンが巻き起す愉快な事件の数々に、人生の厳しさと温かい人情が織りこまれた永遠の名作。

やはり名作は強し

40年近い歴史の中でノミネートされ続けております

正直未読ではありますが、商業向けのフェアで選ばれ続けるのはそれだけ人気があるからでしょう

月と六ペンス/著:モーム

あるパーティで出会った、冴えない男ストリックランド。ロンドンで、仕事、家庭と何不自由ない暮らしを送っていた彼がある日、忽然と行方をくらませたという。パリで再会した彼の口から真相を聞いたとき、私は耳を疑った。四十をすぎた男が、すべてを捨てて挑んだこととは――。ある天才画家の情熱の生涯を描き、正気と狂気が混在する人間の本質に迫る、歴史的大ベストセラーの新訳。

これまたノーマークでした

正直作品も知らず・・・海外の名作ですね。

勉強不足です。

あらすじを見る限り画家の狂気を描いた作品とのことなので、面白そうです。

ぼくは勉強が出来ない/著:山田詠美

私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う―祖母の死、突然の奇妙な同居、不自然であり、自然な日常を、まっすぐな感覚で受けとめ人が死ぬことそして生きることを、世界が不思議な調和にみちていることを、淋しさと優しさの交錯の中であなたに語りかけ、国境も時もこえて読みつがれるロング・ベストセラー、待望の定本決定版。“吉本ばなな”のすべてはここから始まった。

こちらもずっと選ばれているんじゃないかと思われる1冊です。

20年前にはもうありましたね。

ただ個人的には未読でした。

毎回見るたびに手を取りそうになりながら未読の1冊です。

吾輩も猫である/著:赤川次郎 他

「ねね、ちょっと、私だって猫なんですけどぉ~。名前はまだ無いんですけどぉ~」夏目漱石没後100年&生誕150年記念出版! 明治も現代も、猫の目から見た人の世はいつだって不可思議なもので……。猫好きの人気作家8名が漱石の「猫」に挑む! 気まぐれな猫、聡明な猫、自由を何より愛する猫、そして、秘密を抱えた猫――。読めば愛らしい魅力があふれ出す、究極の猫アンソロジー。

2016年に発売されてこちらですが、夏目漱石の本家を押さえて連続の選出をされております

赤川次郎 石田衣良 荻原浩 恩田陸 原田マハ 村山由佳さんと言った夏の100冊でも常連のメンバーが揃っています。

作家別の連作は少し当たり外れがあったりしますが、こちらはどうでしょうか

こちらも個人的には未読でした

シビレル本

ここからはミステリーやホラーなど少しダークな作品が揃っております

個人的に好きなのはこの辺かなと

砂の女/著:安部公房

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、人間存在の極限の姿を追求した長編。20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。

なんというあらすじでしょう。

見当もつかないストーリーですね

安部公房さんの作品はいつも読みたいとなりながら未だに手にとれてなく

さらに電子書籍にて読書を進めておりますが、安部公房さんはされていないものが多く

早めに手に取りたいと思うこの頃です。

精霊の守り人/著:上橋菜穂子

老練な女用心棒バルサは、新ヨゴ皇国の二ノ妃から皇子チャグムを託される。精霊の卵を宿した息子を疎み、父帝が差し向けてくる刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、バルサは身体を張って戦い続ける。建国神話の秘密、先住民の伝承など文化人類学者らしい緻密な世界構築が評判を呼び、数多くの受賞歴を誇るロングセラーがついに文庫化。痛快で新しい冒険シリーズが今始まる。

こちらも名作のシリーズものですね。

綾瀬はるかさんでドラマ化もされております。

しっかり連続の選出となっております。

楽園のカンヴァス/著:原田マハ

ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。そこで見たのは巨匠ルソーの名作「夢」に酷似した絵。持ち主は正しく真贋判定した者にこの絵を譲ると告げ、手がかりとなる謎の古書を読ませる。リミットは7日間。ライバルは日本人研究者・早川織絵。ルソーとピカソ、二人の天才がカンヴァスに籠めた想いとは――。山本周五郎賞受賞作。

これぞまさにずっと選ばれ続けているから手に取った作品

そして驚くほどの名作でした。

この本があったからこの企画を実施しているようなものです。

ぜひ手に取ってください。

考える本

ここからは小説の枠を超えた作品も多数入ってきます。

考える本 本当は何かを考えるためにあるのかも知れません。

受験脳の作り方/著:池谷祐二

脳は、じつは記憶を忘れるようにできている! そのしくみを正しく理解すれば、受験なんて恐くない――気鋭の脳研究者が解説する最強学習法。

脳科学的に受験を攻略するこちら

2011年発売されており今でもずっと採用され続けております。

受験生の時に読みたかったとも思いますが、受験生の時はそんな余裕なかったような

あ、でもこっそり小説は読んでたなとも思ったり

僕は勉強ができないわけです。

檸檬/著:梶井基次郎

31歳という若さで夭折した著者の残した作品は、昭和文学史上の奇蹟として、声価いよいよ高い。その異常な美しさに魅惑され、買い求めた一顆のレモンを洋書店の書棚に残して立ち去る『檸檬』、人間の苦悩を見つめて凄絶な『冬の日』、生きものの不思議を象徴化する『愛撫』ほか『城のある町にて』『闇の絵巻』など、特異な感覚と内面凝視で青春の不安、焦燥を浄化する作品20編を収録Ω

教科書に載っている表題作

授業中色々考えさせられましたね。

ねぜ檸檬を置いていったのか。

時代背景なども踏まえて大人になった今再度読みたい作品です。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ/著:加藤陽子

膨大な犠牲と反省を残しながら、明治以来、四つの対外戦争を戦った日本。指導者、軍人、官僚、そして一般市民はそれぞれに国家の未来を思い、なお参戦やむなしの判断を下した。その論理を支えたものは何だったのか。鋭い質疑応答と縦横無尽に繰り出す史料が行き交う中高生への5日間の集中講義を通して、過去の戦争を現実の緊張感のなかで生き、考える日本近現代史。小林秀雄賞受賞。

戦争なんて反対するのが当然

今の時代を生きているとそう思ってしまいますが、

実は戦争を望んでいたのは国民であり、やめることは出来なかったと言います。

戦争をしないことが当たり前の今だからこそ、当時の状況を感じることは必要なのかも知れません。

いつかまたどこかの誰かが始めないように

こころの処方箋/著:河合隼雄

うそは常備薬、真実は劇薬。
疲弊したこころに真の勇気を起こし、秘策を生み出す55章。必携のロングセラー。

1998年の作品がここでも連続で選出されております。

ロングベストセラーです。

臨床心理学の著者が送る50のメッセージです

孤独のチカラ/著:斎藤考

私には《暗黒の十年》がある。それは受験に失敗した十八歳から、大学に職を得る三十二歳までに体験した壮絶な孤独の年月である。しかし、人生のうちで孤独を徹底的に掘り下げ過去の偉人たちと地下水脈でつながる時間は、成長への通過儀礼だ。孤独をクリエイティブに変換する単独者のみ、到達できる地点は必ず存在する。
本書はそんな自らの経験を基に提唱する「孤独の技法」である。

夏の100冊は小説だけでなくこういった本もノミネートされているんですね。

しかもこちらも連続選出

この企画をするまで知らなかったです。

テレビでもよくみる斎藤さんの自伝的な作品です。

さくらえび/著:さくらももこ

息子は、私のことをさくらももこかもしれないと疑いつつ、一方では違うとも思っている?
父ヒロシに幼い息子、ももこのすっとこどっこいな日常のオールスターが勢揃い!
奇跡の爆笑雑誌「富士山」からの粒よりエッセイ。

誰もが知っているちびまる子ちゃんの作者であるさくらももこさんのエッセイです。

モデルとなったキャラクター達が出てきますが、友蔵のモデルのおじいさんが実は意地悪な人だったなどは

エッセイを読まなければ知らない話です。

他の角川文庫のフェアなどでも選ばれている普遍の人気エッセイですね。

フェルマーの最終定理/著:サイモン・シン

数学界最大の超難問はどうやって解かれたのか?3世紀にわたって苦闘した天才数学者たちの挫折と栄光、証明に至るまでを描く感動の人間ドラマ。

こちらもまた読まねばならぬ名作のようです。

評価はかなり高く、数学に関わる人間ドラマという熱くなること間違いなしの題材ですね。

連続選出も頷ける作品です。

一日江戸人/著:杉浦日向子

恋人に、遊び友達に…、付き合うなら「江戸人」がサイコーです!

現代の江戸人・杉浦日向子による、実用的かつ、まことに奥の深い江戸案内書。
江戸美人の基準、三大モテ男の職業、衣食住など、江戸の人々の暮らしや趣味趣向がこれ一冊でわかる。
試しに「一日江戸人」になってみようというヒナコ流江戸指南。

これまた面白そうな本が入っております。

見栄っ張りで、早口で気が短いあなた

江戸人になる素質ありますよ

江戸の文化を知りながら当時の様子を感じ取りましょう

ひとり暮らし/著:谷川俊太郎

どうせなら陽気に老いたい――。暮らしのなかでふと思いを馳せる父と母、恋の味わい。詩人のありのままの日常を綴った名エッセイ。

詩人による日常エッセイ

こちらも全くノーマークでしたね。

恋や老いについて書かれているとのことで

30代少しずつ沁みる内容が書かれてそうです。

車輪の下/著:ヘッセ

この冬、ぼくは彼女にキスしたんだ。

子供の心を押しつぶす教育という名の車輪から逃れようと、人生の苦難の渦に巻きこまれていく少年ハンスに、著者自身の体験をこめた自伝的小説。

こちらも名作が連続選出されております。

名作系は少し人を選んでしまうところがあるかも知れません。

どうしても古かったりしますし、当時だからこその評価ということもあります。

でも読書家としてドヤ顔するには読まなくてはならない本とも言えるでしょう。

そんなことする必要は全くありませんが。

日日是好日/著:森下典子

毎日がよい日。雨の日は、雨を聴くこと。五感で季節を味わう歓び。
今、この時を生きていることの感動を鮮やかに綴る。

映画化もされましたこの作品

お茶の世界を通して心の安息を見つけることができるエッセイです。

エッセイはあまり読まないのですが、こちらは面白そうですね。

昔茶道を母親が習っていたのについていって日々を思い出します。

ヤバい本

ヤバい本とシビレル本はかぶっているきもしますが・・・

同じ作品でも選ばれる枠が違うものもありました

何者/著:朝井リョウ

想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。

就活対策のため、拓人は同居人の光太郎や留学帰りの瑞月、理香らと集まるようになるが――。衝撃のラストが襲いかかる戦後最年少の直木賞受賞作。

平成生まれの文豪第一人者ですね。

こちらの作品は映画化もされラストに向けてゾワっとするまさしくヤバい本です。

著者の代表作と言って良いでしょう

文句なしの連続選出で、今後も選ばれ続けるでしょう

江戸川乱歩名作編/著:江戸川乱歩

見るも無残に顔が潰れた死体、変転してゆく事件像(「石榴(ざくろ)」)。
絶世の美女に心奪われた兄の想像を絶す る“運命”(「押絵と旅する男」)。
謎に満ちた探偵作家・大江春泥(しゅんでい)に脅迫される実業家夫人、彼女を恋する私は春泥の影を追跡する――後世に 語り継がれるミステリ「陰獣」。
他に「目羅博士」「人でなしの恋」「白昼夢」「踊る一寸法師」を収録。
大乱歩の魔力を存分に味わえる厳選全7編。

こちらも日本ミステリーの元祖

江戸川乱歩の作品集です。

所々読んではいるのですがしっかり読んだことはないですね。

ミステリーは当時でなければ成り立たなかったり、後に発展したトリックが使われていたり

難しいところはありますが、現在の基礎を作った作者です。

一度時間を取って読んでみるのも良いでしょう

変身/著:カフカ

朝、目をさますと巨大な虫に変っている自分を発見した男―― グレーゴル・ザムザ。第一次大戦後のドイツの精神的危機を投影した世紀の傑作。

こちらも100冊フェアで恒例の名作ですね。

カフカを見ると夏が来たと思ってしまうほどです

異邦人/著:カミュ

母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について「太陽のせい」と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。

こちらもずっと選ばれ続けている作品ですが、改めてあらすじを見るとぶっ飛んでいますね。

フランスのノーベル賞作家

ぶっ飛んではいるもののわかる部分もあるという貴重な読書体験が出来そうです

ミッキーマウスの憂鬱/著:松岡圭祐

おまえのミッキーは、俺にまかせておけ。

秘密のベールに包まれた巨大テーマパーク。その〈裏舞台〉で働く新人バイトの三日間を描く、夏休みに読みたいディズニーランド青春成長小説。

ディズニーランドの裏側を描いた作品

普段なかなか見ることが出来ない世界を垣間見ることが出来ます

こちらは100冊関係なしに興味本位で読んだことある作品でした。

2008年の作品ですが変わらずここ3年間も選出されております。

超常現象 科学者達の挑戦/著:NHKスペシャル取材班

これほど科学が発達した現代社会においてなお、常識では説明のできない事象は確かに存在する。超常現象――。例えばイギリスの古城に姿を現す、ハンチング帽を被った男の幽霊。前世の記憶を詳細に語る子供たち。死後の世界を垣間見た人や、CIAにその能力を認められたユリ・ゲラー……。
人類はどこまでその正体に迫ることができるか。「本物」は存在するのか。最先端の科学で徹底検証する。

こう言ったオカルトに真面目に取り組む作品はテレビを通しても少なくなった気がします。

昔はUFO特集とかずっとありましたよね。

色々科学で解明され尽くしている今ですが、あの時のドキドキをまた取り戻したいですね。

泣ける本

最後のくくりです。

途中文学以外の作品も多く、私が詳しくなくてすみません。

ただ書いてる本人が1番色々と調べて興味を持っている状態です。

最後のこちらが文学作品としてオススメできる本は多いですね。

博士の愛した数式/著:小川洋子

80分しか記憶が続かない数学者と、家政婦とその息子はしだいに心を通わせ――第1回本屋大賞に輝いた、あまりに切なく暖かい奇跡の物語。

こちらはオススメの本100冊でも紹介した作品ですね。

数学と文学の相性って不思議と良いですよね。

先程紹介したフェルマーの定理といい名作が多い気がします。

こちらも文句なしの名作です。

夜のピクニック/著:恩田陸

繫ぎ留めておきたい、この時間を。

小さな賭けを胸に秘め、貴子は高校生活最後のイベント歩行祭にのぞむ。誰にも言えない秘密を清算するために――。永遠普遍の青春小説。

本屋大賞受賞の2作品が選ばれ続けておりますね。

1つのイベントを通してここまで青春を感じることができる作品もなかなかありません。

綺麗な終わりを見られる作品です

さがしもの/著:角田光代

「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。

こちらも売れっ子作家角田光代さん

連続での選出が見られた作品がこちらでした

こちらも作品としては知らなかったです。

あと少し、もう少し/著:瀬尾まいこ

頼りない顧問のもと、寄せ集めのメンバーがぶつかり合いながら挑む中学最後の駅伝大会。襷(たすき)が繫いだ想いに、溢れる涙が止まらない傑作青春小説。

駅伝を舞台に繰り広げられる青春小説

これまた間違いないだろうなと思われる作品ですね。

ツナグ/著:辻村深月

死者は、残された生者のためにいるのだ。

一度だけ、逝った人との再会を叶えてくれるとしたら、何を伝えますか――。死者と生者の邂逅がもたらす奇跡。心に染み入る感動の連作長編小説。

こちらも人気作家辻村さんからはこちら「ツナグ」

ただ辻村さんの新潮社作品はやはりこちらくらいというのもありますね。

漫画家とかは出す出版社固まりますが、小説家は色々出せるのは何故でしょうか

西の魔女が死んだ/著:梨木香歩

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。

THE 夏の100フェア

「夏の庭」と「西の魔女が死んだ」こちらはずっとあるんじゃないかと思うほどです。

ティーン向けなところもありますが、夏の100冊から読書を好きになる子が増えることを期待しております。

塩狩峠/著:三浦綾子

結納のため、札幌に向った鉄道職員永野信夫の乗った列車は、塩狩峠の頂上にさしかかった時、突然客車が離れて暴走し始めた。声もなく恐怖に怯える乗客。信夫は飛びつくようにハンドブレーキに手をかけた……。明治末年、北海道旭川の塩狩峠で、自らを犠牲にして大勢の乗客の命を救った一青年の、愛と信仰に貫かれた生涯を描き、生きることの意味を問う長編小説。

こちらもずっと見続ける名作ですね

個人的には中々縁がなく読めてない作品です。

昔に買った気はするのですが・・・なぜか読んでいない作品です。

評価は抜群 読んでなければ読むべき作品ではないでしょうか

銀河鉄道の夜/著:宮沢賢治

どこまでもどこまでも一緒に行こう。

貧しい少年ジョバンニが銀河鉄道で美しく哀しい夜空の旅をする表題作等、童話13編戯曲1編。絢爛で多彩な作品世界を味わえる一冊。

名作が続きます

こちらは実は短編集みたいになっており、当時中学生の時は正直読み切らなかった記憶がございます。

少し大人向けなところがあるのが宮沢賢治なのかも知れません

夏の庭/著:湯本香樹実

町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ――。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。喪われゆくものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。

先に「西の魔女が死んだ」のところで書いてしまいましたが、

THE夏の100冊です。

これがないと始まらないと言ったところですが、

今回はトリを飾っていただきました。

和製スタンドバイミーとも言われる、少年と死について

夏の儚さと命の儚さが感じられる1冊となっております。

夏の100冊連続選出まとめ!

いかがだったでしょうか?

2021年の100冊のうちなんと3割が3年連続選ばれているという

やはり安定しており変わらないフェアを続けている印象は合っておりました。

やっている途中で、出版社の都合もあるなと感じたり

まとめながら気がつくことも多かったですし、

なんでこの本読んでいないんだろうと思う本ばかりでした。

未読のものがあればぜひ手に取ってください。

私も少なくとも1冊はいつも手にとるようにしております。

いつか100冊全て読んだと言えるその時まで!

 

 

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