【騒音トラブル】賃貸マンションの管理会社はどこまでしてくれるのか

騒音トラブルを管理会社に相談したらどうなるの?!

賃貸マンションの管理会社にかかってくるクレームの1位と言っても良いのが騒音トラブルです。

今回は騒音クレームを管理会社に相談したときにどこまでしてくれるのか

実際に管理会社に勤める私からお答えさせていただければと思います。

 

住んでるマンションの騒音で悩んでる!!管理会社は何をしてくれるの!?

・隣の住人が真夜中まで騒いでいる

・音楽、ゲームをする音が響いている

・上階の足音が響く

・原因不明だが何やら壁をガサゴソ動いている音が聞こえる・・・

などなど、心霊現象かと思いたくなるクレームも日頃入ってきます。

眠れなかったり、小さい子供がいると起きたり怖がったり、

自分が何一つ悪くないことでストレスを感じますよね。

そんな怒りをどこにぶつけるべきか

そう!管理会社だ!

お前らは何を管理しているのだ!全然管理をしていないじゃないか!

言いたくなる気持ちは痛いほどわかります。

そんな悩みが管理会社に連絡した際にどうしても案内するのは以下の内容となってしまいます。

 

管理会社で出来ることは注意喚起のみです!

こっちの気持ちも知らないで何を言っているのだ!

そんな声が聞こえてくることは重々承知でございます。

ただ現実的に管理会社が出来ることは多くありません。

例えば入居者を追い出したり、騒音元から罰金を取るなどの行為が出来るわけではないですし

元より他人をコントロールすることなど出来ないわけです。

そして何よりどちらかに加担するということも出来ないのです。

騒音元もお客様である以上、強気で注意も難しいのが管理会社の立場なわけです。

それでも何とかするのが管理会社だろ!何とかしろ!!

実際の解決方法

それではどうやって解決していくのか

どこに終わりを持っていくのか

人からの騒音の場合

これは実は1番簡単でもあり、揉めやすい騒音です。

実際、うるさくした側が認識していた場合はビラや直接の注意にて解決する可能性が高いです。

その夜は騒いでいたとか、音楽を慣らしていたとか

相手もわかっていることはそれで解決します。

ただ相手が認識していない音、全く違う原因もあります

そうなってくると注意喚起をいくらしても解決はしません。

むしろ回数を重ねる毎に近隣との関係悪化に繋がることもあります。

 

何かしらの設備が音を鳴らしている場合

1番厄介なのがこちらです。

何か叩いている音がすると思って調べたら換気扇の弁が緩んで鳴っていたとか

最上階で避雷針が風で揺れる度に階下に響いていたというケースもありました。

建物の中には換気扇が他の部屋と繋がっていることもあったり

新しいマンションでも気密性が上がっているため、

エアコンの吸気であったり、換気扇の空気の漏れが

火災感知器の隙間から漏れる音が鳴っていたりなど

新旧の建物で色んな要因が起きております。

最近では免震の機械が鳴る音が建物中に響くなんてこともありました。

10年以上管理会社にいても初めての騒音は起きます。

しかしこれらの音は人が鳴らしているものではないので、

規則的であったり、条件が決まっていたり判別はしやすいので

管理会社と相談して根気強く原因を探っていくしかありません。

 

周辺環境、建物の構造上の問題

そもそも騒音元が同じマンション内でなければ管理会社はお役御免となってしまいます。

例えば隣の住宅であったり、施設であったり

協力はしてくれると思いますが、入居者の代理で動くということは管理会社の範囲を超えてしまっております。

明らかに騒音元が特定出来る場合は自分自身で注意をするしかありません。

その先がまたマンションで管理会社が入っていればそちらに連絡してみるのも手ですが

やることはどこの管理会社も一緒になってしまいます。

また音の特定は難しいものがあります。

建物は繋がっているので隣と思っていた音が斜め上だったり、

真上だと思っていたものがまた違ったりすることは多々ございます。

そして建物の構造上どうしても音が鳴ってしまう物件もございます。

そんな物件、建築違反じゃないか!!

これはほぼ管理会社の声です。

なぜこんな物件が存在しているのだ

色んな物件を見て来たからこそ、そういうことも言いたくなります。

マットやスリッパを履いても階下に音が響いてしまう。

ちょっとした落とし物が建物中に響いてしまう。

最近の建物でも薄い屋根の上を大きな配管が通っている。

気密性が高いからエアコンつけるとそもそもポコポコ音が鳴ってしまう。

管理会社も納得は出来ないけど、そうなってしまっている以上は仕方ない

そんな案件もあることはあるわけです。

まとめ 騒音トラブルに遭ってしまったら

基本的に管理会社に相談すること自体は間違いではありません。

しかし管理会社が出来ることは注意喚起のみになることは承知しておきましょう。

最近では直接注意をしないところもあるとか。

ただ相手に心当たりがある場合は注意喚起で解決します。

騒音の発生タイミングや条件を記録しよう

設備上の音の場合、調査が必要となります。

オーナー的には無料ではないので不確定なことについてはやりたくありません。

風が強い日だ 雨の日だ 朝と晩だ

など条件がわかることで管理会社の動きも全然変わってきます。

直接自分で動くことも必要 警察を呼ぶことも可能

近隣トラブルは基本近隣同士で解決するしかないのも本音です。

本当に今の今ずっと音が鳴っているのであれば警察を呼ぶことも出来ます。

警察は管理会社に言ってくれと最終的に案内になりますが取り急ぎの駆けつけまではしてくれます。

真夜中のパーティーにはこれも効果的です。

管理会社はどちらのお客様にも公平になってしまうのでそこまで強気には動けません。

その点、警察は被害を訴えた側に基本的にはついてくれるはずです。

一時的なもの 一度様子を見る

騒音もずっと続くものでもないかもしれません。

その晩だけだった、騒音元の方が引っ越した

そんなケースもあったりします。

あまり気にせず一度様子見してみるのも一つです。

最終的には引っ越しも検討

なんで悪くもないこちらがお金を払って出ていかなくてはならないのか・・・

騒音元を追い出したり、オーナーから引越費用をもらうことは中々難しいです。

もちろん相談や最終弁護士を通して費用請求する方もおりますが

経験上、オーナー様が善意で出してくれる以外に騒音が原因で退去費用を貰えることはなかったです。

諦めになってしまうかもしれませんが騒音トラブルになっていない建物の方が多いのも間違いなく

運がなかったと割り切るのも必要かもしれません。

 

以上、マンション管理会社目線を含めた騒音トラブルについてでした。

今後はそういった物件に住まない為にはなども記事に出来ればと思います。

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