【読書レビュー・感想】恋愛中毒 /著:山本文緒

恋愛はいつまで経っても狂い続けるもの

突然の訃報となってしまった山本文緒さん

今年も新刊を読んでいましたし、まだまだこれからも読み続けるものだと思っていました。

自転しながら公転する 読書レビュー 感想

最後まで作品を描き続けてくれた山本さん

これからも作品は生き続けて多くの人の共感を呼ぶことと思います。

ご冥福をお祈りします。

そんなニュースで紹介されることも多かった山本文緒さんですが、

代表作として挙げられていたのがこちら「恋愛中毒」

ドラマ化もされていて認知度も高い作品のようでした。

1998年に出版されたこちらの作品

20数年が過ぎた今でも多くの人に衝撃を与える作品となっております。

そんなわけで読ませていただきました。

簡単なあらすじ

翻訳会社に勤める女性、水無月

社長の愛人ではないかと噂される彼女であったが、

職場に来たストーカー女性を追い返すなど底知れない力を持っていた。

物語はそんな彼女の過去の話について語られる

離婚した彼への気持ちを中々切れずにいる水無月

もう誰も愛さないと神様にお願いした彼女の前に現れたのは好きな作家の創路だった。

気に入られてしまった彼女はそのまま彼の会社に入ることに

そこにいたのは創路と関係を持っているであろう2人の女性

そして奥さん、行きつけの店のママ、

しまいには最初の奥さんとの娘まで出てきて・・・

独り占めできるような人ではない。

わかってはいるものの誰よりも愛されたい

水無月の想いは狂気へて変わっていく

中毒というよりも狂気的な愛

最後は思いがけない方向に向かっていくこちらの作品です。

最近で「恋愛中毒」というとすぐ恋人を作ってしまったり、

恋愛せずには生きていけない!なんていう人を意味するところもあるかと思います。

そんな中ではこの作品は中毒というより狂気的な愛

想っている人は1人だったりするので今時の作品と比べると一途な気さえしてしまいます。

そう思うと最近の作品は少し女性が大っぴらすぎるのかなとも

中毒なのは水無月さんというより創路の方

これでもかと女性を作る彼はまさしく恋愛中毒

最後に出てくるあたりも、もしかしたら気が合っている証拠なのかも

中毒ゆえに色んな女性が去っていく。

そんな中で狂気的に好きでいてくれる彼女を今でもそばにおきたいと思っているのではないか

色んな過去を知ってなお水無月をそばに置いている彼の気持ちは少しわかる気がします。

山本文緒さん作品

恋愛においてこれでもかとレパートリーを出してきた彼女

特に30代になってからは共感であったり、自分では起きないであろう恋愛劇を多く見せてくれています。

新刊が出ることはなくなり寂しい限りではありますが、

彼女の作品はまだまだ多く、読んでいない作品も多くあります。

2021年にハマり出した私としては残念なことではありましたが、

これからの人生ゆっくりと残された作品を味わいたいと思います。

ゆっくりとした恋愛のように少しずつ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA